完成までの流れ

1 問い合わせ

ホームページにある何でも相談室からでも電話でもかまいませんので、あまり堅く考えずに問い合わせて下さい。 何でも相談室のメールだとその点気楽かもしれませんね。

 

例えば
1、部屋が狭いので隣の部屋と合わせて一部屋にしたいが、壁はとれるのだろうか?
2、キッチンの位置を別な場所に移したいができるだろうか?
3、お湯を炊く釜が浴室内にあるタイルの風呂だがユニットバスにかえられる?
4、タイルの風呂をユニットバスに変え、バリアフリーにしたいができるのだろうか?
5、キッチンにレンジフードがなくて窓の換気扇で排気している状態だが、レンジフード付きのシステムキッチンに変えられるだろうか?
6、ETC

 

思い付くままに列挙してみましたが、今迄のケースではこのような質問の後に、「見積もりして下さい」の一言が付いて「なんでも相談室」に届くのが多いように思います。
ただ、これが答える側としては頭痛の種です。
と申しますのは質問に答えるためには余りにも現状についての情報が少なすぎてどうにも答えようがないからです。

1の場合

取りたい壁が建物の構造になっているコンクリートの壁であればできませんし、そうでなければ可能です。
しかしながら大体の方が、そのあたりの知識がないために質問してくるわけですから、それは無理もない話です。
ですからまず、その当たりの事情を説明して、そのお宅を訪問して現状を見せていただくか、それが嫌でしたら購入された時にもらった平面図やパンフレットの間取り図とかをお持ちでしたら送って下さいと返信するのですが、それがまた難題のようです。
そのやりとりをするのに電話番号やFax番号を知られてしまうのが嫌とか、資料が何処にいったか不明なので探すのは面倒だし直接訪ねてこられても嫌だ、etc。
パソコンの知識があれば資料をPDFにして送るとかいろんな方法があるのですが、なかなかそれも。

2の場合

キッチンの配置とほかのスペースとの関連が重要なのでなおのこと配置が分かる資料が欲しいのです。

3の場合

よほどのことがない限り可能です。ただ費用に関しては、どのような状況にあるのかで、かなりの開きがあるので、現状を調査したうえでないと見積もりは作れません。

4の場合

一戸建てならいくらでも可能ですが、マンションだと、ユニットバスには簡単に変更できますが、バリアフリーに関しては難しいケースが多いので、これも詳細な調査をせずには、できるできないの返答もできません。
そのため、質問者に即答できないケースが多くなってしまいます。簡単に「できます」、「この前提でやればこれ位です」と答えて、いざ現状をみて「この状況 だとできません」とか「見積もりした状況とはあまりにも違うのでこの値段ではできません」とは私としては言いたくないわけです。
極端にいえば詐欺みたいな感じがするからです。
それで現状を見たいとか資料を送ってとかの返信が多くなり、質問者としては面倒だとか無理矢理契約させられそうだとかと引いてしまいがちのようです。
そのあたりの対応をどのようにするか頭の痛い課題です。

2 調査

質問者とのEメール等のやりとりのあと双方の合意ができれば次ぎは調査です。
「問い合わせ」の項でお話しましたように調査が一番重要です。

 

取れる壁なのか否かのケースでは、叩いたり,厚みを計測してみれば大体はわかりますが、判断しにくい時は管理室に備えられている竣工図とゆう図面を見せていただきます。
ただ100%正しい情報が得られるとは限りません。竣工図とは名ばかりの杜撰なものも結構あるからです。竣工図の内容が怪しいと思った場合は、了承を得てから目立たない部分を選んで穴を明けてみたりもします。

 

特に厄介なのはマンションのお風呂廻りです。
通常は、コンクリートで作った躯体の上にブロックを積み上げてモルタルで仕上げている、建物の構造にはなっていない壁が多く、簡単に取れるのですが、なかには躯体と一緒になっているケースもあるからです。

 

キッチンの配置を変えたいとの要望のときは排水管の位置と、天井や梁型の高さ関係が最重要な調査項目です。
キッチンの排水は排水管につながっています。
マンションのような集合住宅では共有の排水管に接続されるので排水管の位置は動かせません。
どの位置にキッチンを配置しても必ずその位置に排水しなければなりません。

 

そしてスムースに流し台の排水をするには水の性質上、共有の排水管の排水口より流し台の排水口が高い位置になければなりません。
万一低かったり勾配が不十分であれば、流れなかったり逆流したりと排水の機能が果たせないことになります。
そのためキッチンの配置が排水管から離れれば離れる程流し台の排水口を高くしなければならなくなるわけです。
そうすると流し台からの排水管を床に隠すには床の高さを上げなくてはならないわけで、床を上げても圧迫感のない天井の高さが確保できるか、梁型は通常天井より下がっているので、梁型との位置関係はどうなのか、最低限でも必要な高さが得られるのか。

 

このように考えてプランに支障がないかを検証し、無理な時は意向に沿った簡単なプランをし、概算見積もり(おおよその費用)をつくって提出いたします。

ここまでは無料のサービスになります。

3 プラン

(ここでは間仕切をさわるような、ある程度規模のあるリフォームの場合を想定して説明いたします。)

 

概算見積もりを検討していただき、プランを進める合意ができれば、プラン作成の申し込みをしてもらい、いよいよ本格的なプランにかかります。
管理組合の管理規約や共有部分養生のルール、工事時間に関するルールなども検討し、トラブルの芽を極力事前に取り除くよう進めていきます。
管理規約でフローリングは不可となっているのにフローリングでプランしたり、遮音等級の指定があるのに指定外の物を選択したのではシャレにもなりません。

 

ここからの設計作業は有料になり、設計経費として工事見積書のなかに計上されます。

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